前回出題した練習問題「たねブロ家の家族旅行での出来事」の答えです。答えは赤字で書かれた「ふるさとことば」のすぐ後のカッコ内(こちらも赤字)に書いてあります。
今日は、年間で
わんつか(少し)しかない我が家の家族旅行。
ままちゃ(おじいさん)の「種差海岸へ
あんべ(行こう)!」の一言で行先が決定。しかし
わぁ(わたし)は「海に行くならハワイへ行きたい!」と
ぐだめぐ(ぐだぐだ文句を言う)。すると
だだちゃ(お父さん)から「そんなに
ぐだめぐ(ぐだぐだ文句を言う)と
うしろこんど(後頭部)を
ふたらぐ(殴る)ぞ」と言われ、あっさりと
おじょんで(ひるんで)しまい、いざ種差海岸へ!
まずはウミネコの繁殖地である蕪島へ。市民の鳥でもあるウミネコを見ていたら、何と!
だだちゃ(お父さん)の右の
このげ(まゆげ)が白くなっているのに気づいてしまった。「ウミネコのフンだ!
やばつねえ(汚い)!」そう心の中で呟いて、必死に笑いをこらえていた。いっしょに歩くのは
しょしい(恥ずかしい)とは思いつつ、あまりにも
めぐさい(見苦しい)姿が面白くて、
やぐど(わざと)教えないことにした。
3万羽のウミネコを後に、八戸小唄に唄われた岬である葦毛崎展望台へ。ここから種差天然芝生地までの約5㌔続く遊歩道を歩くことに。鳴砂の浜で知られる大須賀浜で鳴砂を体験。白い
このげ(まゆげ)の
だだちゃ(お父さん)は砂が鳴いて
ごっつりしている(喜んでいる)。青い海と白い砂浜ではなく白い
このげ(まゆげ)のコントラストが素晴らしい!
その後は、遊歩道の最終地点である種差天然芝生地まで一気に歩いた。天然芝生が波打ち際まで広がるこの素晴らしい光景を見て、我々は思わず芝生に
ねまって(座って)しまった。
しばらく芝生の上で休んでいると、隣から変な
かまり(臭い)が・・・
すっかり忘れていた!
だだちゃ(お父さん)の右の
このげ(まゆげ)についたウミネコのフンの
かまり(臭い)では!?
そう思って、
だだちゃ(お父さん)の顔に目を向けると・・・
何と!
このげ(まゆげ)が白くない!普通の
このげ(まゆげ)に戻っている。おかしい???
そう思って、今度は
だだちゃ(お父さん)の顔を凝視すると・・・
何と!
このげ(まゆげ)の上に
このげ(まゆげ)にそっくりな
げんだが(毛虫)が張り付いている!
あまりの驚きに、その場で
とっくりがえった(ひっくり返った)。その様子を見た
だだちゃ(お父さん)も
とっくりがえって(ひっくり返って)、またしても
ぎっくらへんき(ぎっくり腰)になってしまった。
わぁ(わたし)が
とっくりがえった(ひっくり返った)際、
わぁ(わたし)の足の裏を見て驚いたようなのだが、何と!
あぐど(踵)に
げえろ(蛙)が張り付いていたのだ。
芝生の緑色と同じ色で気づかれずに踏まれてしまったその
げえろ(蛙)は、八戸の山間地の水田などに生息するシュレーゲルアオガエル(テキストブックの51ページを参照)だった。
それでは合格を目指してがんばりましょう!
by kazuya