12月25日、市内には雪がたっぷりと積もり、まさにホワイトクリスマス!
といった感じでしたね。
この雪景色を楽しみながら南郷区の山の楽校へと車を走らせていたのですが、
南郷ICを降りたところで地吹雪が発生!
おお~、ここで地吹雪を体験できるなんてラッキー(笑)と喜んでいたところ、
おてんと様が私に雪と風を大サービスしていただいたようで、
まったく先が見えない状況に。。。。
ゆっくりと走りながら、なんとか山の楽校に到着です。
昔、南郷区では蕪を使った「蕪粥」なるものを作っていたそうですが、
その蕪粥は砂糖を入れずとも甘かったそうです。
今ではその蕪が南郷区ないため、どんな蕪だったのかを知る手がかりは
地元のおばあちゃん達だけ。
おばあちゃん達によれば、その蕪は人参のような形をしていて、
色は赤、そして根元のほうは白かったそうです。
そのお話をたよりに、山の楽校では赤い蕪を捜し求めて
九戸村で赤い蕪を見つけてきたとのこと。
こちらがその蕪ちゃん。
たしかに、人参の形をした赤い蕪です!
ついに昔の蕪に辿り着いたのでしょうか。
早速、おばあちゃん達に聞いてみると、どうもこれじゃないみたい。。。
根っこの方が白かったんだよなあとのこと。
でも、せっかくだから、この蕪で蕪粥を作ってみようとのことになり、
さっそく料理開始です。
蕪を刻んで、鍋でグツグツと煮込んでいきますが、
材料、そして分量といったものすべてはおばあちゃん達の記憶だけが頼り。
おばあちゃんたちも昔の記憶を呼び起こし、蕪の固さなどを確認しながら、
厨房に立ってくれました。
厨房に立つおばあちゃん達の後ろ姿もステキですが、
その会話がとても面白いのなんの。
いつの間にか私も会話に交ざりながらお手伝いしてました。
さて、ついに完成です!
一見、ジャラート!?、いや、トルコアイス!?のように見えますが、
これが「蕪粥」だそうです。あの蕪からこのようなトロトロな姿になるとは想像もしていませんでした。
さっそく、集まったみなさんで試食。
すると、みなさん、この味に近いなあと喜んでおられました。
私も少し味見をさせていただくと、
蕪のほんのりとした甘い香が口の中に広がります。
おばあちゃん達は小さい頃によく食べていたから、見るのも嫌だったこともあるくそうですが、
今では少し懐かしい味だなあと笑顔。
これにあとは「さとう蕪」を加えると甘みが強くなり、完成となるそうです。
次なる蕪もどこにあるのか、蕪探しは続きそうですね。
by TOSHIYA
◆山の楽校
◆住所:八戸市南郷区大字島守字北ノ畑6-2
◆電話:0178-82-2222