5月16日はこの客船をお迎えするのにこれ以上ないだろうというくらいの快晴。
そう、たねブロでも紹介させていただいていましたが、
この日は豪華客船”ぱしふぃっくびいなす”が八戸港に入港の日。
7時30分頃には海上に姿を現し、ゆっくりと八戸港に入港する姿。
この日を待っていました~!
日本クルーズ客船さんではこのツアーの寄港地として八戸を決定していましたが、
あの3月11日の東日本大震災。本当に八戸は大丈夫かと心配いただき、
震災後は、八戸までスタッフの方々が八戸にお越しいただき、
再度寄港を決定していただきました。
寄港にあたっては、最後の最後まで、私たち八戸市民のご理解をいただけるか、
ご迷惑とならないのか、悩まれたと伺っておりました。
それでも、八戸への寄港が元気を与えることができれば、復興の一助となるのではと
寄港を決定していただきました。本当にうれしい限りです。
そして、日本クルーズ客船様、今回のぱしふぃっくびいなすのクルーの皆様、
ご乗客の皆様からも八戸市へ義援金をいただきました。本当にありがとうございます。
豪華客船ぱしふぃっくびいなすの入港を歓迎するべく、
岸壁では光星学院高校のブラスバンドによる生演奏が響きわたり、
あの”いかずきんズ”もブラスバンドのリズムにのりながら岸壁でお出迎えです。
接岸前から客船からたくさんの方々が手を振ってくれていただき、うれしい限り!
入港してからは、乗船されていたお客様はオプショナルツアーで、
八戸市内を巡るツアーなどに参加される方や個人で市内をめぐる方と思い思いに
お出かけされておりました。
私はそのツアーの1つに同行して、
ご乗船のお客様の1日観光のお手伝いをさせていただきました。
私が同行させていただいたツアーは
種差海岸→山の楽校→櫛引八幡宮→八食センターを1日かけてまわるコース。
ちょうど5月の蕪島は菜の花が咲き、そのなかでウミネコが産卵中。
これだけたくさんのウミネコに大接近したことはないとあって、
皆様とても驚かれていらっしゃいました。
私の知るだけで2名の方がご開運され、開運証明を蕪嶋神社でいただいておりました。
たねブロスタッフの経験上、3か月後くらいにはいいことがあるでしょう!
そして、種差海岸の天然芝生地へ。
うっすらと海岸線が煙る景色はとても幻想的。
ここでは、芝生に横になりながらのんびりとしたひと時を過ごし、
旅の疲れをとっていらっしゃる方もちらほらと。
そして、このツアーの目玉。山の楽校で蕎麦打ち体験!
なんと到着先では、山の楽校のおばあちゃんたちが「おんでやんせ」の垂れ幕を持ち、
照れながら笑顔でお出迎えしてくれていました!
これにはツアーの皆さんは大感激していただき、
一緒にお写真を撮るなどとても喜んでくれたようです。
蕪島と言えばウミネコ、
山の楽校と言えばこのおばあちゃんたちと言えるほどの人気ぶり。
そして、垂れ幕を持っていた、おばあちゃんたちと一緒に蕎麦打ちのスタート!
初めてのそば打ち体験の方が多いはずなのですが、おばあちゃんの手ほどきを受けながら、
とても上手に作っていきます。それも、おばあちゃんたちも感心するほどの出来。
この山の楽校に笑顔があふれていました。最後に味わった蕎麦はきっと思い出に残ることでしょう。
楽しいひと時は、本当にあっという間。
ツアーが終わり、八戸港岸壁につき、ツアーのお客様、クルーの皆様とここでお別れ。
皆様から楽しかったよ~!頑張ってくださいね!という温かい励ましと握手をいただくなど
全国の皆様から勇気をいただきました。
そして、八戸港を出港する際は、八戸の元気をお見せしたいと
郷土芸能を50分で味わっていただくフルコース。
この時も船からたくさんの方が拍手を送っていただき、
もう会場は大いに盛り上がりました!
そして、いよいよ、お別れの時。
船からの紙テープ、そして、出港の合図の汽笛が八戸港に響きわたります。
お別れを惜しむかのようにえんぶり組の子どもたちがままっさきに岸壁にまで駆け寄り、
元気で!ありがとう!の声。
涙があふれそうな出港のお見送りとなりました。
皆様の航海の無事、そして、また会える日をお待ちしております!
by たねブロスタッフを代表してTOSHIYA