7月5日。上空には澄み切った青空。
そういえば、世界初の宇宙飛行に成功した
ガガーリンは宇宙からの帰還後、「地球は青かった」との言葉を残していますが、
きっとこれくらい青い色に見えたのかもしれませんね。
その宇宙といえば、
”どこか宇宙からの来訪者があったら一番先に案内したい海岸”と
作家・文学者である司馬遼太郎氏が表現したのは「種差海岸」。
その「種差海岸」も大津波が押し寄せました。
下は津波が押し寄せた後の種差海岸が下の画像です。
遊歩道が破損されており、津波が海岸を駆け上がったことを物語っています。
津波の影響で、今年は花がまったく咲かなくなるのではないかと
気が気ではありませんでした。
皆が心配するなか、
種差海岸は土の中で花を咲かせようと眠っていた種を
優しく守っていてくれたのでしょう!
今年もニッコウキスゲ、ノハナショウブが可憐に花を咲かせ、
私たちを迎えていました。
実はニッコウキスゲは1日に1つの花を咲かせ、次の日にはしぼんでしまう花とのこと。
一斉に咲き始めている今週は見ごろではないでしょうか。
遊歩道では中須賀から釜の口にかけて、散策する方々もおり、
時折足を休めては、潮風に包まれながら、花々に彩られた海岸をゆったりと眺めています。
脚を止めてしまう気持ち、よくわかります!
この景色を眺めているだけで時間なんてあっとう間に過ぎてしまうんですよね。
ニッコウキスゲとノハナショウブに彩られた初夏の種差海岸。
この素晴らしい風景をこれからも大事にしていきたいですね。
by TOSHIYA