”三の木戸から 八戸かけて”
”馬(おんま)のでところ 菊どころ”
”ホレ シャン シャン シャン シャン”
”わたしゃ八幡の 八幡馬 ソリャ八幡馬♪”
この歌詞と曲を耳にすると、みんなが口ずさめるのが「八幡馬」のうた。
それにしても、手踊りの笠をかぶった皆さん、素敵ですよね。
この手踊りに見とれてしまう方は多いのではないでしょうか。
さてさて、このように「うた」でもお馴染みの郷土玩具「八幡馬」。
櫛引八幡宮の場所が八幡(やわた)と呼ばれ、
農閑期のときに副業で木彫りの馬をつくり、この例祭で売られていたことから、
「八幡馬」と呼ばれるようになったそうです。

昔から櫛引八幡宮のお宮様で売られていた玩具の八幡馬。
そんな縁もあってか、八幡宮にはたくさんの八幡馬が奉納されているとのこと。
例えば、台車に乗った八幡馬はご存じでしょうか?

手前は最近のものですが、奥は昔に作られたものとのこと。
奥側の八幡馬は色使いが珍しいと思いませんか。
馬は茶色でカラーリングし、装飾は黄色を基調に細かく絵柄が施されるなど
本当に丁寧につくられていますよね。

そして、さらに登場したのが「人が乗っている八幡馬」。
すでに装飾も剥がれ落ちてはいますが、これまた珍しい八幡馬ですよね。
この珍しい八幡馬がなんとシリーズのように、
どんどんと出てきます。
この八幡馬、「猿乗り馬コ」と呼ばれており、
古くから馬は神様の乗り物とされ、
その馬の上に、山の神様の使いである猿を乗せたものだそうです。
これだけの数の八幡馬が古くから奉納されているということは、
馬がとても愛されていたんでしょうね。
by TOSHIYA
<櫛引八幡宮>
◆住所:青森県八戸市八幡字八幡丁3
◆電話:0178-27-3053
◆FAX:0178-27-0652
※八幡馬の絵付け体験ができるところ。
<八幡馬>
◆住所:青森県八戸市沼館2丁目5-2
◆電話:0178-22-5729 (8:00~17:00)
◆定休日:日曜日、祝祭日