東北地方はもちろん、この青森県八戸でも
冬場によく見かける「凍み豆腐」。
寒風の中、日干しさる凍み豆腐。
この凍み豆腐の魅力は煮物にした時の
スポンジのような柔らかさとバツグンの吸収力。
煮物の汁がたっぷりと浸み込んだあの味は格別ですね。
この冬の季節に、
寒干し大根にも似た不思議なものが干されています。
ここは、八戸の民芸品「八幡馬」を制作する大久保直次郎さんの作業小屋の中。
大久保直次郎さんは、八幡馬を鉈で削りながらつくる一刀彫の達人。
真四角のヒバの木が1本の鉈で
見事に八幡馬へと変わっていく工程は驚くばかり。
時折、ノコギリも使いながら、どんどん木を削っていくところで、
下書きの線がまったくない!ということに気づく。
もう大久保直次郎さんの目には木を見た瞬間に
八幡馬の絵が描かれているのでしょう、まったくためらうことなく、
バンバン削っていく姿に驚くばかり。
これこそ、名工っていうのかもしれない!
この大久保直次郎さんがつくられた八幡馬は
はっちの入り口にも展示しておりますし、
9月の櫛引八幡宮の例大祭、またはユートリーで販売していますので、
ぜひご覧になってくださいませ。
by TOSHIYA